DAIWA · TECHNICAL

木野内ノート

大和証券チーフテクニカルアナリスト、木野内栄治さんの2026年10月上旬の解説を、論点ごとに整理したメモです。

結論

夏のテック調整は一巡。原油と金利が落ち着き、ルービンが増産に入ればテック相場に戻る。2027年は日経平均9万円前後もあり得る。

日経
7万円
回復
ルービン
増産
10月
2027年
9万円
前後

位置づけ

夏の調整は一巡、日経は7万円を回復

日経平均は約3カ月ぶりに7万円を回復し、夏以降のテック調整は終わった、という判断。指数はソフトバンクG・東京エレクトロン・アドバンテストの「エヌビディア3兄弟」と同じ方向に動きやすい。

半導体

ルービンは減産から急増産へ

NVIDIAの新製品の直後は、毎回生産が追いつかず株が調整しやすい。今回も夏がその局面だったが、6月に減っていた集積回路の生産が10月に急増産へ転じた、とみる。

日本の鉱工業生産とNVIDIAの粗利改善が一致している、という指摘。韓国の半導体輸出も7–8月の低迷のあと9月に急増し、在庫を積んだメーカーが輸出を再開した、と読んでいる。次の世代が出る2027年秋ごろまではテック相場が続きやすい、という見通し。

原油

防衛株の軟化は、原油安の先行サイン

米防衛株は原油に約1カ月半先行する、という経験則。防衛株が軟化しているので原油も下がると判断している。G7では戦略備蓄の協調放出も話題に上っている。

米雇用

雇用の「質」が、利上げ停止の合図

見るのは雇用者数より質。人材派遣の減少と黒人失業率の悪化は、景気が鈍るときの先行指標になりやすい、という見方。

カレンダー

中間選挙の年は、10月初旬が底になりやすい

米中間選挙の年は選挙前に調整し、10月初旬あたりで底を打って反転しやすい。翌年は政権党にかかわらず上昇確率が高い、という過去の型。

水準

2027年の日経平均は9万円前後もあり得る

精密な目標値ではない。7万2,000円に約3割を乗せた概算で、起点次第では8万8,000円から9万4,000円の幅、という説明。